日記(0224-0313)

2月24日木曜日

リモートワークも相まりおしゃれをすること自体が久しい。初デートくらい身なりをキメて表参道に向かう。おかもとえみと鈴木真海子のツーマンライブ。

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位置取りに手こずり前編のえみそんパートはじゅうぶんに楽しむことができなかったが、なんとか真海子パートで好位置をしかと確保。judenchuの歌唱で目が合った。小さい箱でよかった。フィメールラッパーとポップシンガーの間を行き来する流麗な二人。えみそんと真海子をこの距離で見れる機会などこの先もう二度とないのだろうと思う。終演後、バーカウンターがまだ開いていたのであわててハートランドを注文。ほろ酔いで帰宅。

霜降り明星の単独ライブ『ひでんマシン』の配信を観る。自分たちのお笑いをのびのびやっている姿がよい。霜降り明星の二人を見ていると、クラスのお調子者をみている感覚になるのがすごく好きだ。ずっとこの調子でやってくれるという安心感さえ抱かせる。

 

2月27日日曜日

疲弊しきった心と体を携えながら映画館へ。話題作『コーダ あいのうた』を鑑賞。仕事のクランチを切って人目も憚らずとにかく泣きたかった。なにかが枯れるほど。選んだ作品は本当によかった。むずかしいことを考えることなく感情の赴くままに涙を流せた。いくら綺麗事でフィクションであっても、やさしい心持ちでいられる映画をみることは人生でやめちゃいけないことの一つだ。

 

3月4日金曜日

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お昼。牡蠣のスパゲティ・マリナーラ。旨い。マリナーラをはじめて作ったときとても玄人好みのパスタだと思った。子供の時に食べてもきっとおいしいとは思わない。少量でもたしかに主張するアンチョビとついつい多く振りかけてしまうオレガノ。たった二つの食材がお互いを引き立たせ馥郁たるあじに仕上がる。今回は牡蠣を入れたが、牡蠣のポテンシャルが高いがゆえ他にこのあじと渡り合える魚介が思いつかない。甘んじて海老だと思うが想像がつかない。おそるべし、牡蠣。

 

3月5日土曜日

アウターの選択を間違える。春には春にしか着れない服を着るべきなのに。

自部屋の家具やら思い出の教材やらを捨てると父親が言い出したのでせめて自分の判断で仕分けをするべく実家に帰ってきた。自部屋で残すもの捨てるものを仕分け、2時間ほど経過。気づけば一年前まで使用していた家具はほとんど処分されてしまった。小学生から浪人時代まで使用していた勉強机もバネ部分がばかになってしまったベッドも何もかも。物はいつか壊れてしまうし手放さなければいけない時はどうしたってやって来る。その時、捨ててしまおうか、と純粋に思えたのなら私はすこし逞しくなっているはずだ。物に宿る記憶よりありありとした記憶が自分のなかに既に存在しているから。

そんなつもりもなかったが、帰ったら帰ったで酒と肴を用意して迎え入れてくれるので一泊することにした。断捨離を済ませ一風呂浴び、母親と呑む。相変わらずトップバリュの一番安いウイスキーを隠し持っている。父親には内緒。最近聴いている音楽や観ているYouTubeなんかの話をした。iriとyonawoを布教し、両方とも刺さったようだ。曲を聴いている時の母親の表情や言動を観察しているとまあ自分に似通ったものを感じる。

 

3月7日月曜日

Dr.ハインリッヒのお知らせライブ配信を観る。このあいだ大阪で開催された単独ライブの東京公演開催が決定し歓喜。その後のトークでは下積み時代の話を幸さんが語る。辛い時にはブロッコリーを茹でて食べると良いらしい。もっとも大事な場面は茹でたブロッコリーの食感とか味ではなくて、鍋から取り出したブロッコリーの湯気が立ち上っている瞬間だそうだ。相変わらず意味がわからなくて魅力的なコンビだ。

 

3月9日水曜日

退勤後『ちょっと思い出しただけ』を観にテアトル新宿へ。予告を1か月前ぐらいに見た記憶はあったが詳しいあらすじは知らない。少々台詞がクサいのとテンポ感を掴むのが難しかったが総合的には観に来てよかった。自分がもっと年齢を重ねていたらより刺さる映画だろう。ベクトルが過去に向くお話だから恋愛経験をたくさん積んだ人が見たらきつそうに思える。キャストが池松壮亮伊藤沙莉の二人でよかった。とくに伊藤沙莉の魅力が爆発している。男子とようちゃんの魅力について1時間くらいだらだら話していたい。

帰り際ポストカードをもらう。舞台の高円寺に帰る。照生みたいに道すがら缶チューハイを飲もうと思ったが私がそうしたところで池松くんにはなれないのでやめた。

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3月11日金曜日

すり鉢が届いた。納品書に手書きで「疲れのたまりやすい時期ですので深呼吸しお身体を大切になさってください」とあった。有難い。意識しないと深い呼吸は忘れがちになる。

すり鉢で拵えたバジルペーストで作るジェノベーゼ。そのおいしさは格別だった。至らないところはある。麺量がすこし多かったりペーストをもう少しオイリーに仕上げたかったり。だがそれは次回に活かせばよい。トライアンドエラーを繰り返せるのが料理のすきなところだ。はじめてにしてはそれはそれは花丸の出来である。

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3月12日土曜日

しこたま睡眠を取り午後は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観た。いい作品を観たあとは必ずと言っていいほど放心状態になってしまう。脳内がまとまらないのと感情の極まりによって。なににも代え難い多幸感があたまのなかを占める。もう年内はこれを超えられるエンタメ映画が現れない気さえしてしまう。とはいえ次回作のドクターストレンジも期待している。次はMARVEL好きの友人と観に行きたい。

 

3月13日日曜日

8時半、大阪到着。

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黒衣のワンマンライブのためだけに夜行バスに乗ってここまで来た。中学生以来の大阪だ。これが梅田。これが阪急。大阪LOVERをマスクの中で口ずさみながらあちこちを闊歩。自分を知る人間がいない街で歩くことがここまで心を弾ませるなんて知らなかった。思い返せば一人旅をほとんどしたことがない。私は私の身一つでどこにでもゆくことができるんだ。

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ぎゅうぎゅうづめ

阪急線大阪梅田駅で551蓬莱を見つけたので反射的に入店。今回どうしても食べたかった551。二個売りからだったのでそれを注文しホームで豚まんにかぶりつく。甘い。生地が甘い。あまりのおいしさに咀嚼が止まらない。同時に驚きだったのが阪急線のホームがとても静かだった。入構音が静かでなんだか品すら感じた。それもあってか食事に没入することができた。二つも食べられるかという心配も杞憂に終わる。

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阪急線に揺られほとんど夢の中にいた。気づけば万博記念公園岡本太郎を感じたくてやって来た。いきなりメインディッシュなんだ、と、入園と同時に塔の立地の潔さに感心する。遠目から一転、真下から太陽の顔を見上げる。顔の造形を見つめていると同じように一人で来ていた人に写真撮影を頼まれた。電車で前に座っていた女性だ。自分が言えたことじゃないが休みの日に一人で太陽の塔を見に来る心境ってなんなんだ。それにここは塔の真下だから背景に写るものが太陽の塔と認識できないけどそれで良いのかとさまざま葛藤しつつ、預かったスマホを縦や横に持ち替えて撮影する。何も言わずとも太陽の塔ポーズを取っていた。写真を確認してもらいその人は先に行ってしまった。どうせもう二度と会わないのならもうすこし話したかった。旅先の一期一会ってほんとうなんだな。

ぐるっと塔を一周してびっくり。背面にも顔がある。知らなかった。黒い太陽といって過去を表しているらしい。岡本太郎は「人間の身体、精神のうちには、いつでも人類の過去、現在、未来が一体になって輪廻している」以上の言葉を残していない。過去を"後方"に描くのはたしかにいいと思う。塔内の展示も見て回り、もう園内を歩き回る体力は残っていなかったので近くの梅林を抜けて公園を後にする。

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梅田に戻り、呑み屋を二軒回った。ちょうどいい酔いを感じながらライブ会場のnoonに向かう。三列目の位置を確保し、あっという間の2時間に全てをぶつけ合った。

黒衣の音は静かでしたたかだ。ライミングは実直で派手やかさはない。でもそこに言いたいことがたしかにあって。計り知れない意気込みと思惑が、二人から、同じ熱量で伝わってくる。映像も要所要所に差し込み、二人の歴史を完全に知らない人間に対しても配慮しているライブ構成であったのもよかった。黒衣を黒衣たらしめる理由をKENTとpekoの二人が全霊でぶつけてくる、衝動的なひとときであった。

終演後、物販にKENTとpekoの二人が立つことになり、まさかまさかの二人と話す機会が生まれた。緊張でハイネケンを飲み干すが列に並んでいるあいだ胸に手を当てて鼓動が速くなっていくのをしかと感じる。pekoと話せた…!遥々来てよかった、大阪。

 

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ただのオタクにポーズを取る余裕はない

この先何度でも行きたいと思える場所、それが大阪だった。近いうちにまた行く。

 

日記(1121-1226)

11月21日日曜日

文フリの準備デイ。仲間と新宿のドンキ、IKEA世界堂に行った。世界堂建築学生のころお世話になった場所。スチボが懐かしい。もう来ることはないと踏んでいたからポイントカードは財布から抜いてしまっていた。たまたま通った上階の、額縁フロアが圧巻であった。

店を出て作業場(仲間の家)に向かうため、レンタサイクルにはじめて乗る。久しぶりに自転車に乗ったこともあってか甲州街道をすいすいと駆け抜けていくのは心底爽快であった。ほぼ徹夜だったので栄養ドリンクを飲んで闘魂注入。夜まで頭をつかい、再び新宿に繰り出しては豚骨ラーメンをものすごい勢いで食らって解散。

 

11月22日月曜日

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aikoファン主催の展示会『あの子の夢』に参加した。春の初めごろ、aikoが好きな友だちから「本を作らない?」と声が掛かり、二つ返事で承諾した。二人とも酔っぱらいながらの決めごとだった。その発案から本格的に腰を上げたのは半年後の秋口からであり、正直原稿が揃うまで何度も頓挫しかけた企画であった。どんなに小さくても本を制作することは容易ではないことを痛感したのと同時に、作ってよかったという想いも終えてから込み上げてきた。一緒に本を作った仲間は当日はじめて会ったのにはじめてじゃない感じがして、すぐ近くにいないことが悔しかった。また同じ時間を過ごしたい。

 

11月23日火曜日

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絶好の天気。モノレールに揺られながら『文と生活』を引っ提げて文フリ会場へ向かう。初めて参加した文学フリマという空間は異質そのもので、自らが文学と信じるものを各々が携えて集まっていた。その出店者の誇りにマスクの下でにまにましながらブースを見て回った。抑えめに買ったが戦利品は多め。文活関東メンバーで打ち上げをしたあと、最後に相棒と寿司屋に足を運び、カウンター席で互いを労った。お酒がよわいのに冷酒を分け合ってくれたのを忘れない。三か月走りきった。

 

11月25日木曜日

夜中。藤井風『青春病』のメイキング映像をみていたら泣いてしまった。自分でもよくわからなかった。ただただ綺麗で、穢れのない映像だった。藤井風、どうかいい大人にだけ囲まれて自分が満足いく活動をしてほしい。いつかライブにもいきたい。来年いく。

『文と生活』と『どんな形をしていても』の発送準備をする。埃が入らないよう梱包し、一人ひとりに宛名を書く。バナナマンのラジオが面白すぎて宛名を書く手が震えるのを抑えたこと、一生忘れないと思う。

 

11月26日金曜日

金曜日なので(?)マックに寄る。念願の倍えびフィレオをテイクアウト。霜降り明星せいやトークライブを配信で観る。ゲストはミキ昴生と最近推しているヒコロヒー。休みの日だったからトークライブを開いたというせいやのストイックすぎる思考回路が面白い。

 

11月27日土曜日

五島夕夏さんの個展『いばしょ』に行く。いちばん辛かった時から通っているので好きになってからもう3年くらいになる。いつもほがらかに迎えてくれるのがうれしいし、なにより作品がブレない。寂しそうなのにつよがりだったり、珍妙だから愛おしかったり。今回もお気に入りの子と逢えたので届くのがいまからたのしみ。

 

11月28日日曜日

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原点回帰のスパゲッティ・アラビアータ。絶対的おいしさ。落合務シェフが云う「何も見なくても作れるようになる」状態に着々と近づいている気がしている。おいしさを噛み締めた。「岡田を追え!」の岡ちゃんゲスト回のラランドサーヤのラジオがあまりに面白くて、芋づる式にラランドのラジオを再生リストに加えた。また一つ、好きなラジオがふえてしまった。

 

11月29日月曜日

幼なじみと大好きなステーキ屋さんにゆく。すさまじい量のおろしにんにくが掛かった450gの肉をあっというまに平らげる。公務員試験に合格したと言うので会計を持った。その後は地元に戻って居酒屋へ。最近はとにかくレバーの焼鳥に嵌っていて、品書きに記されていようものならかならず注文してしまう。たくさん食べた日。

 

11月30日火曜日

残業して後輩に技術的なことを教えた。人に教えられるぐらいやってきたんだなという実感を抱きながら帰路につく。今日のハイボール、人生でいちばんうまかった。

 

12月3日金曜日

友だちとzoom飲み会。遠方の友だちの顔を見れるのはとてもよい。変わっていく人と変わらない人がいて、変わることが必ずしも良いことではなくて。焦りなどさらさらないが変化による驚きの対処に困ることはある。こと友人における人付き合いでいえば、いつもと変わらないことを共有しながら、それでいて絶えず変化することは受容し、手ばなしで共に喜ぶことが大事なのかな。

 

12月5日日曜日

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きのこのアーリオ・オーリオをつくる。塩味がほどよく効いていてうまい。しめじと椎茸は食感がよく、個人的にマスト食材。次回はマッシュルームを投入したい。

 

12月6日月曜日

帰りの電車で気づいたら項垂れていた。首が上がらない。こころがなくなっていた。aikoと文フリの企画を走り終え、からだがもぬけの殻になった。燃え尽きてしまったし、これ以上なにもできる気がしない。にもかかわらず本業の仕事量は減らない。明らかに自分のキャパシティを超えたところを彷徨っていた。長い間。

大阪で催された梅田サイファー出演の配信ライブがあったので帰宅してそれを観た。40分程度のライブなため、MCはほとんど挟まずに絶え間なくラップが続く。最後の曲、コロナ禍で生まれた『いつかまた』はラップで格好つけている男たち全員が肩を組んで笑顔で歌う。その曲のKZのバースで、KZが差し出した手にKennyDoesが手を振り下ろし力強く手を握った。センターカメラが捉えた画角のちょうど真ん中に二人の手が映る。繋がれた手はあまりにも熱情がこもっていて、みた瞬間、崩壊したように涙が溢れてしまった。なによりライブ中はずっとおちゃらけているKennyDoesが熱いKZのリリックに応えるように握ったという事実が、よわよわの自分が泣くには十分すぎる理由だった。観てよかった。

 

12月12日日曜日-13日月曜日

大切な友人のもとへ行く。日本酒とおつまみを持参して。おいしいごちそうを用意してもらい、炬燵に入りながら飲食をくりかえして悠然と過ごす。ずっとうれしくて、ずっとたのしい。この時間のために人生のあれこれをがんばっていると思うほかならない。

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宿泊し、朝ごはんも頂いた。こんなにもやさしいけんちん汁を食したことがない。帰る頃にはこころがまあるく、みちみちてしまった。こんな安堵はひさかたぶりで、帰りのバスで熟睡した。またこういう時間を過ごすために自分の生活に戻る。がんばる。がんばれる。

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12月14日火曜日

aikoが結婚した。ここ最近でいちばん声が出た。家でよかった。aikoが結婚するまで結婚してほしくなかったのが本音だったが、こんなにもうれしいとは思わなんだ。祝福のきもちでいっぱいになった。第一報をあいこめで知れたこと、iPhoneのシャッフル再生1曲目がbeatだったこと、aikoがこの人と結婚したいと心の底から思える人に出逢えたこと、全てがよい。おめでとうaiko

 

12月19日日曜日

M-1グランプリのライブビューイングにいく。家で観れるM-1をわざわざ劇場にまで来て観劇するお笑いファンしかいないから会場はわかりやすく熱気を帯びていた。漫才はもちろん、漫才以外の移動やせり上がり、敗退コメントなどでいちいち爆笑が起きていたし、終いにはどん兵衛のcmでとろサーモン久保田が一言オトすだけで会場は沸いていた。結果としては最も推していた錦鯉が優勝してよかった。もらい泣きしてしまったし、周りの観客も泣いていた。この感動と笑いをだれかと共有できるなんて最高の空間だった。来年もまたいきたい。

 

12月21日火曜日

仕事を済ませ、鈴木真海子のワンマンライブへ。プレミアムシートだったらしく入場もらくらく。ウェルカムドリンクとしてエビスビールを頂く。恵比寿なので。

chelmicoではデニムやつなぎを着ることが多いのに、今夜はクリスマスよろしく背中が大きく開いた真っ黒のワンピースでおめかししていた。美しいのにしゃべるとかわいさが溢れる。なんそれ。最強か。一たび歌えば心地良い。ひたむきに音を堪能した時間だった。Contactを聴けたのは本望。座りっぱなしのライブってはじめてかも。一足早いクリスマスプレゼントになった。

 

12月26日日曜日

来年やりたいことをぼんやりと考える。手書きで思考を書き出すのはひさしぶりで、その行為自体が精神にいい。年末の焦燥感はどうしても苦手だから流されずにすこしでも自分と向き合える時間があるとこう、心がやわらぐ。深夜の静寂が好きなのはあいもかわらず。

 

日記(1108-1118)

月曜日

仕事終わり、幼なじみと飲みにゲリラ豪雨に遭いながら夜の神田へ繰り出した。夏の旅行以来だったからか久しくかんじる。見当をつけたつもりの1軒目の居酒屋を見事に外してしまい早々に店を出たが、あかるく文句を言える間柄をうれしく思う。2軒目でもつ鍋を一人前だけ頼み、けっきょくこれがこの日いちばんおいしかった。もっとおなかをすかせて鍋を囲みたい。冬になるから。

 

火曜日

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小倉知己シェフのYoutubeの影響でスパゲティ・プッタネスカをつくる。特有の食材はアンチョビ、オリーブ、ケイパー、イタリアンパセリ。小倉シェフはここにバジルとパルメザンチーズを入れる。アンチョビもオリーブもケイパーもスーパーではじめて手に取った。これだけ生きてもあじわったことのない料理があるのだから捨てたもんじゃない世の中だ。ソースが詰まってしまったので次回気をつける。自分のものにしたいレシピ。

 

水曜日

夏にやり残した線香花火をした。花のような閃光。寒いし、煙臭いし。一人でやるつもりじゃなかったのに。

 

木曜日

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プッタネスカ、二度目のチャレンジ。トマソーの水分を多めに、ソースの詰まりをなくす。ちょうどいい水分を含んだソースがパスタに絡みつき、理想に近い美味。なんだか地に足ついて生活できている実感が湧いた。もうすこし豊かにしようと思い、高円寺のおみせをいっぱい調べた。居酒屋、喫茶店、ごはんやさん含めていきたい場所が10軒以上あった。みわくの街にまだまだ住みはじめたばかりだ。生活は愉しい。

 

日曜日

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マリオパーティを深夜テンションで購入して友だちと7時間ぶっ通しで遊んだ。げらげら笑ったし、私はこれがしたくてたまらなかった。最高の気分で夜はCreepy Nutsのライブに向かう。だれも昇り詰めたことのない景色を一緒にみせてくれた気がした。いつもより笑いは少なめで、いつもより二人は格好よかった。帰りに寄ったスーパーで買った半額の寿司と弁当をライブに行った友だちと寒空の下でたべる。たべることはいきること。

 

火曜日

複数人の大学生と話す機会があった。とにかく大学生というのは若くて、自分はまだ若いほうだと思っていたけれど、いまの自分は社会人をやりすぎた成れの果てだということを自覚した。圧倒されてしまったぶん燃料にしてもっと頑張らねばと奮起した。

川島明のねごと(千鳥ゲスト回)を聴きながら就寝。仲良いコンビ芸人だいすき。おもしろい。

 

木曜日

朝のBGMがなかなか決まらなかったが藤井風で落ちついた。帰宅して炒飯をささっとつくる。年末調整と部屋の掃除をすませて0時からダイパリメイクに臨んだ。長年、ゲームは悪だと思っていた反動も相まって、15年前(当時小学5年生)のゲームを今のゲーム機器でプレイできるよろこびが身に染みる。この冬やりたい/やるべきことを数えながら就寝。さいきん、寝つきがよくない。

 

日記(1101-1107)

月曜日

昨夜あまり寝れなかったのでぼんやりした一日を送る。月曜日の寝不足率は高めだ。電車に乗っていると昨日の事件が嫌でも思い出されて電車内できょろきょろしてしまう。さすがにイヤホンもつけなかった。

 

火曜日

ラップスタア誕生の#1を観た。選ばれた31人はみんな若くて、かつ同年代もちらほらいる。ここからスタアが誕生すると思うとわくわくする。長い目で見るといまのアーティストを追いかけることはこころによいと思う。自分が歳を重ねたとき、追いかけていたアーティストは、がむしゃらに駆け抜けた20代の日々と隣り合わせの思い出になる。きっと旧友みたいな存在。そういう意味でCreepy Nuts霜降り明星をいま好きでいれていることが私は誇らしい。

 

水曜日

文化の日。秋晴れ?冬晴れ?曖昧な季節の肌寒い日にはぴったりの曲をピックアップする。Perfume、マカロニ。梅田サイファー、始まりのストーリー。yonawo、しあわせ。YUKI、こんにちはニューワールド。つくづく新規開拓をしない音楽の嗜好だ。マカロニなんてもう何年すきでいるのだろう。

新宿に向かい、スナップ写真を撮る。文活がつくる本に差し込む写真のために。ビルに囲まれた街では夕日が真っ直ぐ射す場所が見つからない。ぐるぐる駅周辺を彷徨い歩き、西口の橋の上から撮った写真がよかった。いい写真はシャッターを切った瞬間にだいたいわかる。

アラビアータに茄子を入れてみた。作ってはじめてわかったがこれはなくていい。オリーブオイル、アーリオ、唐辛子、トマソーの最低限の食材だからこそあの旨味になるのだと実感。

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ラップスタア誕生#2観賞。次のステージに向けて10人が選ばれる。CYBER RUIとSkaaiが好みだったので選ばれてうれしい。CYBER RUIは素面の喋りを見るといい子なのが隠しきれてないのがとても良い。優勝しなくても売れてほしい。

喉電波についてR指定が「バックボーンがなかったら日常をおもしろくすることしかない」と言っていたのがよかった。恵まれなかった境遇を糧にするラッパーが多い中、日常をユーモラスに切り取ってリリックに落とし込む才能は稀に見る存在。次回もたのしみ。

 

木曜日

いい仕事をしたので気分が良い。夜はマックの白ダブチを食べた。最寄りにマックがあるだけで人はすこやかになる。

 

金曜日

ほどよい仕事量を片付けて平日を終わらす。月に一回の、pekoとKZのアマチュアラジオを聴きながらおそめの衣替えをする。pekoの自然な笑い声がこぼれるのは二人の関係性がいい証拠だと思った。ついでに部屋の掃除もしてすっきり。

 

土曜日

友だちとひたすら作業日。夜ごはんは思いつきで町中華になった。これが最高だった。鶏肉とカシューナッツ炒め、上海やきそば、レタスチャーハン、棒餃子、焼き餃子を三人でシェアする。きんきんのビールも2杯飲んでごきげんになった。二重スリットの実験や好きなラッパーの話をした。はじめてpekoの話を人とできて感動した。

 

日曜日

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友だちの勧めでビリヤニを食べにゆく。ビリヤニはインドの混ぜご飯。起源は宮廷料理らしい。辛い食べものが好きじゃないので自分なら選択しないジャンル。しかしこれがまあおいしかった。パクチーがほどよく散っていて、付け合わせのライタ(ヨーグルトサラダ)と組み合わせるといろんな味がしてたのしい。食事ってときに競技だと思う。

阿佐ヶ谷でフィルムを現像し、待ち時間のあいだ陶磁器の専門店に向かう。"土の記憶"という店名で、和食器がうつくしく陳列されていた。ずっとマグカップがほしかったので狙いをつけて店内を見て回る。土の記憶よろしく焦茶色のマグにした。手に持つとしっくりくる持ち手はちょうど人差し指と中指が入るだけのすきまがあいていて、きっとこれよりも大きくても小さくてもいけない大きさの、完ぺきな曲線におもえる。

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夜は晩ごはんをたべる時間がなかった。お昼のビリヤニを大盛りにしたのは正解。集大成の11月がはじまってしまった。すべてがうまくいきますように。

 

日記(1025-1031)

月曜日

ワクチン接種2回目。気さくなお母さんみたいな人が打ってくれて、これまで人生で受けてきた予防接種ではじめてたのしいと思った。私のウインドブレーカーに興味しんしんだったお母さん。お母さんのおかげか、副反応があんまり顔を見せず調子がいい。

対人関係、悪いことには目を瞑る。私が目を瞑ればこの場は淀みなく流れるから。そう思えばいくらでも見てみぬ振りをしてきたしこれからもきっとそうする。それしかすべがないから。こころが自責の念で満タン。

 

火曜日

昨日が嘘だったみたいに副反応を起こす。作業日の予定だったがなにもできずに、かといってなにかコンテンツを享受できるかといえばそうでもなかった。唯一霜降り明星のANN(有村昆ゲスト回)がおもしろくて聴いているその瞬間だけ熱を忘れられた気がした。

 

水曜日

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ペペロンチーノの作り方をいつもと変えてみる。パスタの茹で汁を先に乳化させること自体は良かったが材料が適量じゃなかったことが問題で失敗する。ニンニクとオイルとを入れすぎて全体的に味付けが濃くなってしまった。仕事が落ち着いてしまったとたん、燃え尽き症候群になっている。やりたいことよりもやらなければいけないことが山積み。

 

木曜日

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アラビアータ・スパゲッティをつくり、あまりの美味しさに唸った。シンプルながらパンチのある旨味。今度は茄子を入れてみたい。

 

金曜日

気がついたらガーリィレコードチャンネルの男4人がただただ飯を食らっている動画を見ている。どうしてこんなに見てしまうのか考えた。"複数の男がふざけあって談笑している=青春"という方程式が自分の前提にあって、おそらくほとんど羨望の眼差しでみていからだ。梅田サイファーもそういうところで好きになっている部分大いにある。大人になっても青春したい。願いが叶うならもう一度だけ大学生やりたい。

 

土曜日

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高円寺に友だちが来てくれて昼間から飲む。一軒目は紅生姜の衣を纏ったからあげとだし巻き卵、生プリンが美味だった。生プリンは混ぜればプリンが完成するというもので、この場合の"生"は「生搾りレモンサワーのレモンを客に絞らせて店側のコストを軽減する」意味の"生"に等しい。皮肉っぽく書いたが、だかしかしお酒と甘味の相性はよい。

二軒目はやきとんのお店。ハツと焼きはまぐりを堪能する。リピートしたいお店に追加。三軒目はひたすらビールを嗜む。CBD Beer #chill&relax(合法大麻CBD配合のメンタルエナジービール)がおいしかった。なんだか文字面は強いがあじはフルーティで香り高い。

すべてのあと、カラオケに行った。久しぶりに大学生みたいに遊んで大満足。

 

日曜日

ひたすら作業日。夏が過ぎてから、忙しない日々がどこまでも過ぎていく感覚がする。思考のメリハリがないのが最近の悩み。10月はずっともやもやを抱えていた。11月は晴れやかにする。

 

日記(1018-1024)

月曜日

ねむくてねむくて仕方がない。友だちに禁酒しようか悩んでる旨を先日話していたので寝る直前まで"今日は飲まない"という意志をもっていた。23時に仕事を終えYouTubeをひらくとイニミニチャンネルの動画(霜降り明星せいやの個人チャンネル)が更新されていた。ピザをたべながらトークするという酒のつまみでしかない動画内容。無理だった。着実に酒袋(せいや曰く酒を飲む袋としての人間という意味の、要は酒をたくさん飲む人)の道を進みつつある。禁酒、ほどとおい。

 

火曜日

仕事して又吉のYouTubeみて仕事して又吉のYouTubeみてをくりかえしていたら日付を越える。スパイク小川ちゃんがどうしたってかわいい。なにを考えてそうかわからない顔をして言うこと一つ一つに注目しちゃうタイプ。又吉の空気感もいい。又吉の発言だけ追っていると、会話中の考えの巡らせ方がいちいちユーモラスでもはや感心してしまう。

 

水曜日

今やっている案件の山場を越えたので、定時まぎわ、母親に連絡を入れて実家に帰ることにした。急な冷えこみに対応するため冬物を取りに。突然押しかけたもんだからなんの準備もできないことにぼやく母親がかわいらしい。それでも冷蔵庫にあるものを差し出してくれる。見送りで近くのバス停まで来たとき、「いつでも帰ってきていいんだからね」と言われて目頭がじゅわっと熱くなる。バスが発車してからすぐに泣いた。日々のことに追われている時、人は優しくされると泣いてしまう。事実、帰宅してからも一人わんわん泣いてしまったし、これを書きながら涙が止まっていない。泣きすぎて頭が痛い。親を心配させないくらい、自力で稼いでもっと安心させたいと決心して就寝。

 

木曜日

家を出る時間に起床してしまって慌てふためく。なんとかいつもの電車には間に合った。乗車中小説を読んでいたらヘロインを吸う描写で自分も気持ち悪くなってしまった。会社の最寄り駅に近づくと、おまけに便意をもよおしてしまう。そうとうひどい朝だった。

お昼は温かいそば。立ち食いそばが大好きだ。立ち食いそばで一本エッセイを書けてしまうくらい。とくに冬の寒い日の立ち食いそばなんかは愛せずにいられない。東京どまんなか、サラリーマンに囲まれながら私も同じように立ち、そばを食った。

 

金曜日

生活でうれしいこと三つ。無印の布団が届き、もこもこでとても温かい。ブランケットからの入れ替えなので当たり前ではあるが。風呂場の排水溝を掃除したら詰まりがなくなり流れやすくなった。シャワーを浴びながらずっと水が流れるところをみちゃう。塩焼きそばの気分だったから塩焼きそばをつくる。たべたいものとたべたものが一致するのはうれしいこと。

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仕事がついに落ち着いたのでご褒美に日本酒を調達した。「羽根屋 純米吟醸 協会酵母10号」と「梵 越前旬純米大吟醸 艶」を。今日は羽根屋をいただいたけど、これがまあなんとおいしいこと。私が飲んだことがある羽根屋は尖りがない優しいあじばかりだったけどこれは全然ちがった。びっくりしたのは後味のキレ。潔さともいうべきか。口に含んでいるあいだはずっとまろやかなのにいざ喉を通って飲んだ時のその潔さに唸ってしまう。しあわせな飲酒だった。

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土曜日

又吉のYoutube企画の影響でついに自分のパンベストイレブン、お酒のおつまみベストイレブンを一人で決めてしまう。どこにも発表できないのはかなしいので今度友だち誘ってやりたい。駄菓子ベストイレブンも決めたいな、駄菓子屋にじっさい足を運んで。

 

日曜日

久しぶりに友だちと遠出。といっても都内の浅草。抹茶団子がたべたいという私の提案を受けてくれてたべにゆく。目の前を通ってしまったので浅草寺でお参りをする。健康第一と念ずる。しっかりおみくじも引き、二人とも吉。「結婚・付き合い:まあまあよいですが、後にはもっと善くなるでしょう」とある。最近まあまあよくはなかったのだが。

抹茶団子、思っていたよりおいしい。インスタでも調べるとわりと散見されるし映え重視かと思いきや抹茶ジェラートも抹茶団子も煎茶もおいしかった。きもちのいい秋晴れの空のした、浅草~スカイツリー周辺を練り歩いた一日。ずっと散歩できる人生がいいな。

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日記(1011-1017)

月曜日

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夜ご飯はペペロンチーノ。実家にいた頃よくつくっていたのでその記憶を辿りながら台所に立つ。自分のつくるペペロンチーノが大好き。あじはアーリオがしっかり効くように。ペペロンチーノは調理工程がシンプルなのがとてもよい。簡単な工程と少ない食材から、こんなにもおいしい料理がつくられることに、まいたび感嘆する。

夜中に小腹が空き、カップヌードルトムヤムクンを食べる。辛すぎて食べれたものではなかった。失恋から一夜経ち、(昨日よりは)精神が安定したので、昨日入籍を発表した友だちに祝いのメッセージを送る。こんなことはどうしたって面と向かって祝いたいと思う。すばらしいことだから。冬に会う約束をした。久しぶりに夜はゆっくりした時間を過ごせた。日本酒はうらぎらない。

 

火曜日

よもぎさんはよもぎさんが思ってるより愛されてる」
傷心中の私にたからものみたいな言葉をくれた。この人と出逢ったことは人生の財産だと思っている。

 

水曜日

昼ごはんに炒飯をつくる。この家に来てからはじめてだ。あのあじを再現させよう。小学生の頃じいちゃん家に遊びに行くと、いつもつくってくれた炒飯。かならず人参が入っていて、食感がたのしい。味付けは醤油だけなのに、頬張るとそこぬけにやさしく感じる、あの炒飯。母親と"じいちゃん炒飯"と呼んでいた。母親と私はそれが大好きだった。

有給休暇を取得していたので、昼間のうちに銀行と区役所に行く。マイナンバーカードの利用継続処理をした。区役所の人は滑舌が悪かった。移動中聴いていたオードリーのANNの、若林のトークゾーンがとてもよかった。にょぼ林とお出かけする回にハズレなし。

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夜、新木場のSTUDIO COASTへ向かう。梅田サイファーのライブだ。去年Creepy Nutsを好きになり、それ以上に今年は、Rのルーツである梅田サイファーにのめりこんだ。Rapが好きなだけ、という理由で集まった男たちに会いたくてたまらなかった。

ライブは言うまでもなく最高。ゴリゴリのHIPHOPファンが多いかと思いきや気のよさそうな若者が多かった。一人で参戦していた右隣の女子のノリ方がとてもよかった。KZの一人ひとりをみつめる眼差しが熱い。あれは映像でみても伝わらないと思う。そんなKZが『NO.1 PLAYER』で男泣きするもんだから、目頭が熱くなってしまった。Rの音源を超えてくる歌唱力もpekoの実直なライムも堪能し、ほんとうに来てよかったと感じる。心残りはふぁんくが見れなかったことだけ。でもpekoの「俺らは"脱退"じゃなく”活動休止”だと思ってます」という言葉を信じる。

帰りの電車でTwitterの反応を見る。"梅田サイファー、ずっと梅田サイファーでいてほしい"とあった。めちゃくちゃわかると思った。終始全員が笑顔で、こちらの幸福感までをも高める、あの雰囲気。あの空間に一緒にいられるなら、この先何度だって会いたい。

 

木曜日

昨日のライブの筋肉痛と激務による疲労でアタマもからだも満身創痍になっている。23時ごろ仕事を終えそのままベッドイン。奥津ファミリーのYoutubeを見た。尊いという形容がもっともにあう家族だ。動画を見たらしあわせなきもちになった。ぱんぱんに張りつめたアタマがほぐれていくように。最近は追えなくなったがエマちゃんが生まれた時に住んでいたアパートでの生活あたりまでは動画が更新されるたび、くぎづけになっていた。セナちゃんが幼いころに発見してチャンネル登録したのでもう2年近く同じ家族を追っていることになる。もし自分に家族ができたら、写真であれ動画であれ成長記録だけはたくさん残すことを決めている。

 

金曜日

なんとなく、ではじめて断った会社の飲み会。上長が駄々をこねたのでしかたなく参加。とくに得るものはなかったが、なんだかんだ日付を超えるまで参加してしまった(ビデオ通話だからというのもある)。私はよっぽど嫌なコミュニティじゃなければその集いが解散する最後までいてしまう習性がある。居心地のよいコミュニティであればあるほど最後までその場にいたくなる。自分が属しているコミュニティにおいて、自分の知らないところでなにか面白いできごとが起きた、というのが耐えらんないのだ。昔から。「そろそろ失礼します!」おそらくこの先一度もいうことのない言葉。思い切りの悪い性格。

 

土曜日

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昨夜からたっぶり寝てやろうと決め込んでいたのでお昼ごろに起床。ひさしぶりに布団でだらだらした。一週間前に別れた恋人のことが思い出されて未練がましくなる。やっとこさ重い腰を上げ布団から脱出。最低限の家事をすませる。うどんの賞味期限に急かされるように焼きうどんをつくり、成功を収める。色あいの調和、つゆの焼けたあじ。みそしるもたべると、こころが落ち着いた。落ち着いたら、夜まで眠りこけてしまった。たぶん、そうとう疲れが溜まっていた。夜は友だちと作業通話。ものづくりはたのしい。

 

日曜日

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昼間はレタスのペペロンチーノを食べてひたすら作業。夜はオードリーの1Hネタライブに行った。急きょ友人が譲ってくれて、生のオードリーを見るのははじめてだった。オードリーはもちろん、ルシファー吉岡も面白かった。バカリズムをもっと下品にした感じ。でも脚本はめちゃくちゃ面白い。TAIGAさんはネタを飛ばしていた。

あまりの寒さと長時間の空腹状態がつづいてしまって、帰宅したら発熱した。タオルケットしかなかったので冬用の毛布を注文。パジャマも下着も靴下もポチった。あわてんぼうの冬支度。空気清浄機の値段とにらめっこして指は動かなかった。