日記(1101-1107)

月曜日

昨夜あまり寝れなかったのでぼんやりした一日を送る。月曜日の寝不足率は高めだ。電車に乗っていると昨日の事件が嫌でも思い出されて電車内できょろきょろしてしまう。さすがにイヤホンもつけなかった。

 

火曜日

ラップスタア誕生の#1を観た。選ばれた31人はみんな若くて、かつ同年代もちらほらいる。ここからスタアが誕生すると思うとわくわくする。長い目で見るといまのアーティストを追いかけることはこころによいと思う。自分が歳を重ねたとき、追いかけていたアーティストは、がむしゃらに駆け抜けた20代の日々と隣り合わせの思い出になる。きっと旧友みたいな存在。そういう意味でCreepy Nuts霜降り明星をいま好きでいれていることが私は誇らしい。

 

水曜日

文化の日。秋晴れ?冬晴れ?曖昧な季節の肌寒い日にはぴったりの曲をピックアップする。Perfume、マカロニ。梅田サイファー、始まりのストーリー。yonawo、しあわせ。YUKI、こんにちはニューワールド。つくづく新規開拓をしない音楽の嗜好だ。マカロニなんてもう何年すきでいるのだろう。

新宿に向かい、スナップ写真を撮る。文活がつくる本に差し込む写真のために。ビルに囲まれた街では夕日が真っ直ぐ射す場所が見つからない。ぐるぐる駅周辺を彷徨い歩き、西口の橋の上から撮った写真がよかった。いい写真はシャッターを切った瞬間にだいたいわかる。

アラビアータに茄子を入れてみた。作ってはじめてわかったがこれはなくていい。オリーブオイル、アーリオ、唐辛子、トマソーの最低限の食材だからこそあの旨味になるのだと実感。

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ラップスタア誕生#2観賞。次のステージに向けて10人が選ばれる。CYBER RUIとSkaaiが好みだったので選ばれてうれしい。CYBER RUIは素面の喋りを見るといい子なのが隠しきれてないのがとても良い。優勝しなくても売れてほしい。

喉電波についてR指定が「バックボーンがなかったら日常をおもしろくすることしかない」と言っていたのがよかった。恵まれなかった境遇を糧にするラッパーが多い中、日常をユーモラスに切り取ってリリックに落とし込む才能は稀に見る存在。次回もたのしみ。

 

木曜日

いい仕事をしたので気分が良い。夜はマックの白ダブチを食べた。最寄りにマックがあるだけで人はすこやかになる。

 

金曜日

ほどよい仕事量を片付けて平日を終わらす。月に一回の、pekoとKZのアマチュアラジオを聴きながらおそめの衣替えをする。pekoの自然な笑い声がこぼれるのは二人の関係性がいい証拠だと思った。ついでに部屋の掃除もしてすっきり。

 

土曜日

友だちとひたすら作業日。夜ごはんは思いつきで町中華になった。これが最高だった。鶏肉とカシューナッツ炒め、上海やきそば、レタスチャーハン、棒餃子、焼き餃子を三人でシェアする。きんきんのビールも2杯飲んでごきげんになった。二重スリットの実験や好きなラッパーの話をした。はじめてpekoの話を人とできて感動した。

 

日曜日

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友だちの勧めでビリヤニを食べにゆく。ビリヤニはインドの混ぜご飯。起源は宮廷料理らしい。辛い食べものが好きじゃないので自分なら選択しないジャンル。しかしこれがまあおいしかった。パクチーがほどよく散っていて、付け合わせのライタ(ヨーグルトサラダ)と組み合わせるといろんな味がしてたのしい。食事ってときに競技だと思う。

阿佐ヶ谷でフィルムを現像し、待ち時間のあいだ陶磁器の専門店に向かう。"土の記憶"という店名で、和食器がうつくしく陳列されていた。ずっとマグカップがほしかったので狙いをつけて店内を見て回る。土の記憶よろしく焦茶色のマグにした。手に持つとしっくりくる持ち手はちょうど人差し指と中指が入るだけのすきまがあいていて、きっとこれよりも大きくても小さくてもいけない大きさの、完ぺきな曲線におもえる。

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夜は晩ごはんをたべる時間がなかった。お昼のビリヤニを大盛りにしたのは正解。集大成の11月がはじまってしまった。すべてがうまくいきますように。